先週末の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が21万人増加(事前予想55万人増加)でしたが、失業率が4.2%と改善したことから、市場はFOMCで変わらずテーパリング加速について議論が行われ、来年3月に利上げの可能性もあるのではないかとの見解になったようです。
さて、大証金ですが、依然として売り目線で対処する方が良いでしょう。何度もお伝えしておりますが、来週のFOMCまではハッキリしない相場になりそうです。そのため、海外投資家の買い意欲は落ち込み、売りポジションの巻き戻しで反発するだけにすぎません。よって、ここは売りの中で細かいトレードが必要になります。
大証白金も依然として売り目線で対処するのが良いでしょう。前回のコメントでは、大証白金予想レンジを3400円~3600円としましたが、今は買いで考えるより、売り場を探した方が良いと考えます。やはり、オミクロン株の感染拡大により、世界経済に対するダメージがあると考えているため、海外投資家は新規買いを見送ると予想しております。ただし、オミクロン株がどれだけ感染力か、ワクチン効果がどうなのか、症状は軽いのか、ある程度明確になれば、相場は下がりにくくなると思われます。そうなるまでは、売り方が有利と考えております。ちなみに、南ア鉱山で泥流事故が発生しており、いずれ供給不安が材料視されるかもしれません。
日経225は、28000円を上値抵抗にしております。今週メージャーSQを控え、依然としてG社が売り圧力を強めていることから、今週水・木曜日がポイントになりそうです。ただし、ここまで下げた相場であり、反発場面では当然売り物が出てきますので、注意しておきましょう。
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