昨日、米国政府の首席医療顧問を務めるファウチ博士が、オミクロン株感染後の症状について、強い感染力は持っているが、さほど深刻ではないようだと述べたことから、NYダウは600ドル以上上昇し、日経平均株価も500円以上反発しました。
本日のもう一つの材料は、中国恒大集団の利払い期限です。本日日本時間14時までに、未払いとなっていたドル建て社債約93億円の利払いが行われなかったようです。しかし、同社の株価は1.1%高で終わっており、香港ハンセン指数も2.71%高で終了。本日に限っては、ポジティブな材料を評価したように思います。
さて、日経225ですが、私は明日か、明後日に反発すると予想しておりましたが、本日600円以上反発して取引終了するのは意外でした。ここにきて売り方の買戻しが入っており、明日までは堅調に推移すると思います。しかし、今後上昇するとしても、一度売り叩かれる場面があると考えております。目先のターゲットは、〇〇〇〇〇円と予想します。
大証白金も堅調な動きをしました。ようやく下値不安が後退し、反発の時間帯がきた考えております。しかし、まだ相場は買いではありません。以前からお伝えしているように、相場が上昇するためには、もうしばらく時間が必要です。オミクロン株に対する警戒感が緩和されましたが、いまだ明確な情報はなく、しかもFOMCを控えていることもあり、テーパリングのスピードを速める議論が行われると分かっている現状で、買いポジションを増やすファンドはいないと考えております。ここ数日間、ファンドが売り叩いていたため、ショートカバーはあり得ます。2~3日内で、ある程度反発した場合は、新規売りをするのも良いでしょう。
私は、大証白金の目先は戻り売り方針とコメントしましたが、あくまでも売るのは3500円以上です。そうしないと、売りポジションで利益を取ることができないと考えております。
大証金も堅調な動きをしました。全体的に言えることですが、リスクオンの動きとなっております。大証金も売り方針ですが、ここ数日間の反発により、下値6400円が意識される可能性があります。しかし、FOMC前であるため、6550円前後は売られやすいと考えております。NY金におけるファンドの動向は、買いポジションを減らしております。(プラチナとは異なります。)
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