リスクオン相場が一服し、次は米国金融政策に目が向けられているように思います。
大証白金は、目先の目標価格を会員サイトで掲載しましたが、そちらはテクニカルで見た目標価格になります。ファンダメンタルズで見た場合は、先月のWPIC(ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル)四半期プラチナ需給レポートで、2021年のプラチナ需給24トンの供給過多予想により、大証白金は3593円まで下落しました。その後、南アでオミクロン株を確認したことから、更に3366円まで下落することとなりました。現状では、オミクロン株は感染力が強いものの、重症化しにくいとし、ファイザー社のワクチンを3回接種すると、オミクロン株に対する免疫ができるとの研究結果が出たため、オミクロン株帳消しの11月29日の寄付あたりまで、リバンドしても良いと考えております。それ以上になりますと、WPICレポートやFOMCを控えていることから、売り物が出やすいと考えております。日経225はある程度リバンドしましたが、大証白金に関しては、まだ不十分と考えております。
大証金は、以前からお伝えしたように、FOMC前にNY金1800ドル越えは困難と予想しております。今回反発した理由は、オミクロンに対する警戒心が緩和したため、リスクオンの状態で買い進まれましたが、実際来週のFOMCでは、テーパリングペースを早める議論が行われるわけであり、結果が出るまでは大口投機家も動きにくいと思います。そのため、ここから更に買い進まれるということは考えにくい。よって、FOMCまで静観か、少し売ってみるのも良いでしょう。ただし、FOMCの結果が出る前に、売り玉は無条件で決済とします。
日経225は、なかなか29000円を付けません。ただし、昨日の上昇で、下げすぎた分の修正は完全に行われたと思います。そのため、今は28500円以上で買わずに、押し目を待つのが良いでしょう。その方が、間違えた場合スムーズです。仮に28200円で買った場合、28000円割れはロスカットで対処することができます。
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