CFTCからのメッセージ2~プラチナ編~14:38

本日は、先週と引き続き、「CFTCからのメッセージ2」とします。

今回は、NYプラチナの大口投機家の動向が興味深かったので、それだけをコメントいたします。

先週の12月11日の「CFTCからのメッセージ」もご参考にしてください。

 上記チャートは、NYプラチナの日足になります。下記は、ご存じのように、大口投機家及び大口当業者のポジションになります。上記チャートの赤枠は、12月8日から12月14日の値動きを表したものになります。それを見ますと、大口投機家(以下ファンドと呼びます)は1週間で3,128枚も売りポジションを増やし、ネットロングが2,331枚縮小しました。かなり、ファンドは弱気したことになります。しかも、今週木曜日のNYプラチナ取組みは、66,964枚と14日よりも更に増加していることから推測しますと、未だファンドの売りポジションは増えていることが考えられます。その一方で、当業者は売りポジションを縮小させ、更に買い拾っております。つまり、当業者からしてみると、930ドル以下は買いで考えているように思います。

 どちらに軍配が上がるかですが、やはり受け渡しをしないファンドは、最終的に反対売買をしてくることでしょう。ファンドのここ2週間の動向を見ると、プラチナ価格が下落しても買いポジションは、ほとんど減少しておりません。そう考えると、ある程度投げ売りは一巡しており、次は売り込んだポジションのショートカバー(買戻し)が、いつ行われるかポイントになります。ちなみに、今回売り込んだ3,128枚は、NYプラチナ価格で961ドル以下であるため、その価格を上回ることができれば、更なる買戻しが入ると予想しております。

今回は、NYプラチナの大口投機家の動向のみコメントいたしました。ファンド動向が全てではありません。ただ、市場の雰囲気を理解しておく必要があります。

今回の内容が参考になったという方は、無料会員登録お願いいたします。今後相場の動きがあった場合、会員サイトを起点としてコメントいたします。ただし、他ブログで既に会員登録している方は、ご遠慮いただく場合があります。ご了承ください。

 

 

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

その他の貴金属銘柄記事