本日大納会。長文になってしまいました。18:24

 本日、大納会。一年間ご愛顧いただきありがとうございます。今年最後のコメントになります。

【大証金】 

 大証金は、昨日6601円まで下落しましたが、その後買いなおされ6600円半ばまで値を戻しました。今後の米国金融政策を見込んで米長期利回りが上昇、NY金は1790ドルを割り込みました。その後、米国でオミクロン感染者が増加していることを受け、ドル安が進みNY金は1800ドルを回復することができました。以前にもお伝えしたように、市場が1700ドル台は、安価と判断しているように思います。しかも、それに加わったのが円安です。ここ数日間、円安を意識する必要があると考えていたため、今回の円安は予定通りの動きです。

 NY金市場を意識する上で欠かせないのが、ファンドの動向です。ここ数日間の動きを見ますと、ファンドが新規買いを入れ相場上昇、ファンドの手じまい売りで相場下落のように思います。ここでのポイントは、ファンド買いがプログラミングされているということになります。そのため、手じまい売りが一巡すると、相場は戻りやすくなります。特に、今回のようにドル安・円安は、内外の金市場にとって好材料です。もうしばらく続くと見ておりますが・・・。

 大証金の高値を買う必要は、今のところありません。私の予想では、来年1月は下振れしながら、上昇すると考えております。そのため、6550円までの下落も意識しておく必要があります。よって、6500円台は買い拾っていきたいと思います。

【大証白金】

 大証白金は、まだ買うタイミングではないと見ております。2日前のNYプラチナ反発時には、取組みが1831枚減少しておりました。12月21日時点の取組みは64732枚であり、その日の終値は928.6ドル。2日前の高値が989.95ドルまで上昇し、取組が60353枚まで減少したことを考えますと、5000枚以上売りポジションが解消されたと判断しております。ただし、何度もお伝えしているように、今の白金の環境は良いとは言えず、1000ドル突破はもう少し先のように思います。そのため、高値を買うよりは、突込みを買い拾う方が良いと考えます。つまり、買いポジションを仕込む感覚です。私の予想では、3500円前後が下値目安と判断しております。そこまで下がれば、試し買いしてみたいと思います。

【日経225】

 日経225は、買い方針継続です。本日の株式市場を見ましても、年末の手仕舞い売りが先行したように思います。日経225は午前9時15分ごろに28550円まで売られ、その後中国株式市場オープンを前に、日経225も買い戻されたように思います。日経225は、世界のマーケットに左右されやすいため、米中がくしゃみすると日本株式は風邪を引いてしまいますが、現状を見た場合、NYダウは高値更新、S&P高値圏、上海総合指数も過熱感はなく堅調に推移していることから、日経225だけが下落し続けるとは思えません。むしろ、ここ最近何度か下振れをしていることで、相場が上昇しやすくなっているように、私は解釈しております。

今年最後のコメントで長文になってしまいました。皆様、良いお年をお迎えください。

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