昨日は、ウクライナ情勢の緊迫化により、欧州株、米国株、日経225先物が大幅安になりました。その一方で、NY金はⅤIⅩ指数急上昇で、安全資産への逃避として米国債と共に買われたようです。プラチナに関しては、ロシアのパラジウム輸出規制懸念がおない白金族プラチナの下値をサポートしましたが、結局株安、FOMC前ということで上値の重い展開となりました。
ただし、大証白金の3700円割れは想定内です。今回の株安の影響でも1000ドルを割り込まなかったことは、評価すべきところと思います。しかも、プラチナスポット価格とNYプラチナの価格差はほとんどなく、NYプラチナ相場に対する過熱感はありません。あとは、相場が3600円台で長居しないことです。日経225で株についてコメントしますが、恐らくFOMCがポイントになると思います。つまり、世界の株価が反転すると予想しています。大証白金3600円台は、買い場探し、買い方針とします。
大証金は、やはり一番堅調に推移しました。昨日もコメントしましたが、先週末に米国金ETFの保有案高が、27トン増加していたことは無視できません。まだ上値余地はありますので、引き続き買い方針とします。ロスカットポイントは、NYゴールド1028ドル割れ、大証金は6651円割れと考えております。
日経225は、以前にも言いましたが、動きすぎです。米国だけではなく、欧州にも、上海にも影響を受けてしまいます。それだけ、海外投資家の動向がカギを握っているということになります。今回の日経225とNYダウは、1月5日に天井を打ちました。NYダウは、36952.65ドルから昨日33150.33ドルまで下落しました。約3週間で10.28%下落したことになります。日経225は、同じく29370円高値から1月25日に26680円まで下落。9.15%下落しました。10%下落は相場の修正を意味し、15~20%下落は相場の転換を意味します。ちなみに、5%下落は押し目です。ここで下げ止まったかは、誰にも分かりません。ただし、昨日も指摘したように、回帰トレンド分析のσ=−2を下回り、25日移動平均線乖離が大きいことから、現在のNYダウ、日経225は売られすぎと判断しております。私は、ロスカットしながら、27000円前半は買いポジションを持ちたいと思います。
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