先週末の米CPIは、やはり市場予想を上回ってきました。そのため、市場はインフレ警戒からFRBが、金融引き締めを急ぐだろうと予想しているようです。21社中5社が、3月0.5%の利上げを予想。G社は、今年7回の利上げを予想しております。ロシア軍がウクライナに、間もなく侵攻するとの報道も、相場の明暗を分けました。
さて、大証金ですが、やはり大幅上昇を演じました。CPIが市場予想を上回ったことで、インフレヘッジから金が買い進まれたようです。それに加え、ウクライナ情勢も金買いの勢いを継続させる材料となりました。
大証金は、本日会員サイトで一部利益確定売りを提案しました。本日の上昇で、ようやく過熱感が出ました。そのため、いったんは利食いし、様子見るのが良いと考えます。ただし、まだ押し目は買い拾われるため、もうしばらくは買いの意識は持っておいた方が良いでしょう。買いのタイミングの提案は、会員サイトでリアルタイム更新します。
大証白金は、3800円台を維持できません。3810円を終値ベースで上抜けない限りは、買い増しできません。インフレ警戒で金は買われましたが、それにしても白金は上値が重く感じられました。日経225大幅安にも拘わらず、大証白金は底堅さを見せる場面もありましたが、終値で3800円台を付けないことに対して評価すべきでしょう。近々、英国ジョンソン・マッセイからPgmレポートが公表される予定になっており、そこで需給引き締まり見通しが出れば、私が上値抵抗として掲げている大証市場3800円、NY市場1040ドルを終値ベースで維持することでしょう。ただ、そのレポートが不発であれば、再び3700円前半まで下落する可能性もあります。NYプラチナとプラチナスポットは、ほぼ同価格。そのことから、市場も動きにくくなっているように思います。ここ最近の相場が、上下大きく動くため、市場参加者の動きが読みにくくなっております。今は、買いポジションを維持し、静観したいと思います。
日経225は、本日大幅下落となりました。冒頭で述べたこと全て、日経225にとってはマイナスに作用したように思います。海外投資家のオプションポジションは、先週末まで27000円台に買いが存在していましたが、その価格を終値ベースで下回ると、もう一段安も考えられます。短期的には売られすぎですが、トレンドは下向きになっているため、あまり買い勝負する相場ではないことを認識しておいた方が良いでしょう。
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