大証金は、金曜日にコメントした通りになります。今回の上昇と前回の上昇の違いは、円安進行です。それに加えて、NY金ETFの保有残が増加していることになります。つまり、今回は円安とETF動向がポイントになります。ロシア・ウクライナ戦争により、サプライチェーンが悪化、そのためインフレ懸念が強まっていると思われます。そのため、NY金ETFが買われているのでしょう。今回の円安は、日本大手銀行のドル買い・円売りによるもの。今週は四半期末で、その巻き戻しが出るかポイント。
大証白金は、週末に大幅安となりました。NYパラジウムが下落したことで、NYプラチナも後を追うように下落しました。ここで考えなければいけないのは、ナイメックス・プラチナ在庫です。上昇する前は37万オンス台しかなかった在庫が、今では42万オンス台まで増加しております。これは、恐らく、以前から指摘しているようにプラチナスポットよりもNYプラチナが大幅割高となったため、現物がNY市場に戻ってきたように思います。約5万オンス在庫が増加(約1.4トン増加)したため、NY市場の上値が重くなっています。やはり、気になるところは為替です。今回の為替はドル高が円安を招いたのではありません。円の独歩安になっております。つまり、円高になった場合、今の価格を維持出来るか確認する必要があります。ただし、私の予想では、NYプラチナ1020ドル以下では中国実需の買いが入ると思います。しかし、無理せず、資金配分を考慮して、買い拾うのが良いと考えます。
日経225は、週末夜間取引で28000円を維持しております。今週は、売り狙いで動いていこうと思います。狙い目は、29日の配当権利日です。以前にも指摘しましたが、空売り比率は51.1%(3/11)から39.8%(3/23)まで修正しました。PERは、11.94%(3/8)から13.58%(3/25)まで回復してきております。PERが14%を上回るのは困難と決め打ちするならば、〇〇〇〇〇円あたりを試しに売ってみたいところです。話を戻しますが、30日の配当権利落ちでは、恐らく日経平均株価が160円ほど売られると予想しております。(強い相場ならば、その後も買われますが・・・。)
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