日銀が、本日から3日間にわたり長期金利を抑えるため「連続指値オペ」という措置を実施するとのことで、円が一時125円を突破しました。ただし、125円は黒田ラインと呼ばれることもあり、これ以上の円安は日銀も望んでいないため、123円台まで円が反発。円の乱高下が止まらず、株式市場・商品市場ともに為替を窺いながらのトレードになっているように思います。
本日の会員サイトでは、大証金買い方針を提案。しかし、ロスカットがヒットしてしまいました。本日大証金の上値がやや重かったように思います。今後も、短期トレンドが変化するか注目したいと思います。
【大証金】
さて、それを踏まえて、大証金ですが、先ほども述べたように、NY金市場の上値が重くなったように思います。NY金ETF保有残は増加したままですが、ここ最近の大証金上昇は、5割以上が円安によるものであり、円安が一服すると、大証金の上値が重くなるように思います。NY金が1920ドルまで売られており、こうなりますとETFの買い期待出来ないと思われます。正直なところ、いずれ1850ドルまでNY金の修正があると予想します。ドル円に関しましては、125円をタッチしたことで、当面120円~125円レンジで推移すると予想します。円高、NY金安になると、大証金は〇〇〇〇円もあり得ると考えています。ただし、3月25日の安値7563円を下抜けてからの話です。しかも、今大証金が下がると、恐らく10日・25日移動平均線でサポートされるため、下落するための理想は高値揉み合いです。今後の状況を見ながら判断したいと思います。
【大証白金】
大証白金は、やはり上値が重い状態です。白金の場合は、内外のテクニカルが悪化していることや、再三述べているようにNY市場に5万オンス(約1.4トン)の現物が持ち込まれたため、ファンドが新規売りをしているのかしれません。徐々にNY市場は下げ止まりを見せていますが、まだテクニカルは買い転換していないことから、円が120円まで修正した場合、大証白金は一時的に3800円を割り込むかもしれません。大きな流れは、買いと考えておりますが、目先は下振れリスクに注意していきたいと思います。
【日経225】
日経225は、本日新規で売りませんでした。まだ、下落する相場ではないと考えているため、様子見ました。新規売りをするならば、28000円台と考えております。日経225の日足のチャートが、もう少しの反発を示唆しております。私は、もう買うつもりはありませんが、仮に明日権利落ちで下げたとしても、一回は買い拾われるように思います。そのため、3月31日まで様子を見たいと思います。
「私が思うこと」
4月4日にロシアは、国債元利払い償還と2042年4月償還債のクーポンを支払わなければいけません。二つ合わせると、20億8400万ドル規模(約2575億円)。ロシア政府は、支払う意思を表明しておりますが、そこに安心感が生まれているようにも思えます。3月18日にも同じようなことをお伝えしましたが、楽観の裏に悲観があります。つまり、ロシアが国債償還等を支払くことは当然であり、支払えなかった場合はサプライズになるということです。何もなければ良いのですが、4月4日・5日のマーケットは注意しておきましょう。
https://first-traders.com/metal/8117/
↑3月18日のコメントです。「私が思うこと」だけをご覧ください。
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