本日、欧州市場がイースター・マンデーで休場。そのため、国内の株式・為替・商品市場が閑散商いとなりました。ドル円に関しては、黒田日銀総裁が円安けん制発言をしたことで、126.20円台まで円高になりましたが、日本の緩和政策に変更がないとの見方から再び126.70円台まで戻しました。
本日の無料会員サイトは、大証金は未だトレンドが上向きであるため、〇〇〇〇円前半は買い拾われやすいと指摘し、日経225は〇〇〇〇〇円台はすべて買い拾いと提案、ストップロスの価格も提示しました。大証白金は、〇〇〇〇円以上は安値の買い玉を残し利食いも視野にと提案しました。
本日の商品予想は、簡単にコメントします。
大証金は、未だ上昇相場となっており、こういう相場を逆向かいするのは危険。そのため、私自身も買いにくい相場であるため、FOMC前日まで様子見たいと思います。大証金の場合は、NY市場の堅調さもありますが、円安がまだ続くかを予想すべきでしょう。以前もお伝えしましたが、米国債利回り上昇、ドル上昇、恐怖指数低下の条件にもかかわらず、NY市場が下落しないのは、やはりロシア・ウクライナ問題が根底にあるからだと考えております。NY金〇〇〇〇ドルを下回ることができるかポイントです。(日曜日の会員サイトにて)
大証白金は、買い方針ではありますが、日曜日の会員サイトにも掲載しましたが、ここからの上昇は大口投機家(ファンド)のショートカバーによるものであり、高値を買っていく相場ではまだないと考えます。ただし、中国実需は950~980ドルで爆買いしていたこともあり、再び1000ドル割れは買い拾うのが良いでしょう。
日経225は、以前もお伝えしましたが26500円~27500円レンジ相場と予想します。ロシア・ウクライナ戦争、中国ロックダウンなどにより、高値を買う相場でもありません。しかも、今回の円安が必ずしも日本企業にとって良いものというわけでもありません。そのため、安値売りの高値買いは見送り、逆張り方針を継続したいと思います。反発したところは、欲張らずに利食いも。
【ドル円のイメージ】
さて、本日はドル円についてコメントしたいと思います。なんとなくイメージして頂ければ良いと思います。
いつも会員サイトで、CFTC建玉明細について解説しております。相場を動かしているのは、テクニカルでも材料でもありません。テクニカルを分析し、尚且つ重要材料を見極め、売買するのは大口投機家です。つまり、大口投機家の動向を探る方が、利益への近道になります。
①3月16日~22日、②3月23日~29日、③3月30日~4月5日、④4月6日~12日の期間を表しております。円に対する大口投機家ポジション、①では大口投機家買いポジ36,676枚、売りポジ115,158枚です。そこを軸として、②は買いポジが21,402枚減少、売りポジ2,247枚増加。③は買いポジ更に691枚減少、売りポジ1,007枚増加。④は買いポジ更に4,658枚減少の9,925枚、売りポジ3,340枚増加の121,752枚となっております。当然、売りは円安見通しポジションであり、買いは円高見通しポジションになります。
この大口投機家の動向を見ますと、大量に円を売っているわけではないことが分かります。円買いポジションの手仕舞い売りが、①~④の期間で円安を招いた理由の一つであることになります。大口投機家が大量に円を売ったわけではないため、120円辺りまで修正するにはもう少し時間が必要なのかもしれません。いずれにしても、市場は来月のFOMCで政策金利を0.5%引き上げ、バランスシート縮小を決定すると予想しています。つまり、そこまでは流れに変化はないものと思います。
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