引き続き、円の動向を意識しながら。17:56

 こちらのチャートは、ドル円日足になります。4月15日の一般コメントでは、RSIの逆行現象になれば、円安の修正高があると予測、しかし、上記チャートを見ると、3月28日の指数を上回り、逆行現象は未完。相次ぐ日本政府の口先介入によって、一時よりは円高に振れていますが、私の予想では思ったほど円高には進みにくいと考えております。127円を割り込むようならば、前回高値125円近辺まで修正すると思いますが、やはりそうなるとしたら、来月FOMC前後と予想します。今の市場予想は、5月0.5%利上げ93%、6月0.5%と0.75%利上げは、ほぼ同じ確立です。つまり、このようなことから考えると、円高に動きにくいという見方になります。ここ数日間、急ピッチな円安であったため、このような動きは想定内ということになります。

 こちらのチャートは、NYゴールド日足になります。4月11日からNY金ETFは16.26トン増加しました。以前にも指摘したように、相場が上昇するのは大口投機家の動向によるものであり、ETF増加は底堅さを意味するものと、私は理解しております。4月19日には大口投機家(ファンド)の手じまい売りが出たように思います。数日間手じまい売りが出ることも予想しておりますが、NY金ETFに変化がない場合、NY金1940~1950ドルが下値の目安と予想します。

 大証金をトレード、予想するには、やはり円の動向がポイントになります。明日午前2時にFRBパウエル議長の講演が予定されており、市場がタカ派的な内容を期待しているだけに、講演後やや円高に振れるかもしれません。そうなれば、そこが大証金の買い場と考えます。つまり、私のイメージでは、NY金の下げ余地が乏しい現状で、為替分で安くなったところを買い拾う方が良いと考えております。

 

 大証白金も大証金と同様です。ここ2日間は中国実需の目立った動きはありませんでしたが、今月7日から続いた中国実需の爆買いにより、NYプラチナの下値目安は〇〇〇〇~〇〇〇〇ドルと予想しております。しかも、先日大口投機家のショートカバーが2日間出ましたが、まだ売りポジションを維持していることもあり、再び大口投機家のショートカバーが出ても不思議ではありません。今のところは、1000ドルがポイントになると思いますが。ちなみに、NYゴールドとプラチナスポット価格は、ほぼ同水準。ナイメックス在庫は、約43万オンスと以前より若干減少しましたが、あと4万オンス減少することができれば、大口投機家の買いに対する抵抗が出にくくなると予想します。よって、3900円台は買い場探し継続とします。

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