本日は、プラチナを別の角度から分析したいと思います。
こちらのチャートは、NYプラチナの日足になります。今回は、大口当業者の買いポジションとNYプラチナの価格帯
まず、昨年9月中旬のNYプラチナ下落時に、大口当業者は買いポジションを①22761枚→27334枚に増加させました。赤枠で示している価格帯になります。それを9月28日時点で、27334枚→20203枚に減少しました。青枠で示している価格帯。大口当業者の場合、アービトラージ(裁定取引・価格差を利用した売買手法)取引であるため、大きな利益を追求するというよりは、損をしない手法を用いります。
次に、12月のNYプラチナ下落時に②17139枚→25655枚に増加し、価格反発時では25655枚→21661枚まで減少しました。今はと言いますと、③4月20日~26日に21617枚→26125枚に増加し、未だ維持しております。
ここ1年間の大口当業者買いポジションを見ますと、25000枚~27000枚まで増加し、その後15000枚~17000枚まで減少するケースが多いです。
このことから大口当業者の買いポジション増加は底値圏と判断でき、買いポジション減少は大陽線を演じてからということが理解できます。つまり、今のNYプラチナは底値圏、近い将来大陽線を演じると予想しております。
CFTC建玉明細で分析する場合のポイントは、大口当業者の買いは底値圏で出現、相場上昇をけん引するのは大口投機家の増加が必要。ちなみに、高値圏での大口当業者は、43000枚~51000枚売りポジションが増加します。今は、約33000枚です。
【プラチナ上昇に期待する点】
①大口当業者買いポジション維持。
②南ア年内0.5%利上げによるランド高予想。
③中国上海6月中には、ロックダウン解除目指す。
④南ア鉱山会社バックロック処理完了による供給増加懸念後退。
⑤ナイメックス指定在庫が、約42万オンスから33万オンスに減少
⑥パラジウムからプラチナへ自動車触媒代替需要加速化
⑦3年に一度の労使交渉、鉱山ストの懸念も。
などなどが挙げられます。
※過去にコメントしていますので割愛します。
【大証白金下落・上値抑える要因】
未だドル円125円~127円の円高も。
FRBの強気な金融引き締め姿勢による景気後退懸念
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