本日の日本市場は、先週末のFOMCを引き継いだ格好となった他、先週末にFRBウォラー理事が、7月のFOMCで0.75%利上げ実施を支持すると述べ、ミネアポリス連銀総裁(FOMC投票権を持たない)が、7月も0.75%規模の利上げの可能性があると述べたことで、市場は7月会合で0.75%利上げの可能性が高いとの憶測が広がり、相場の上値が重くなったように思います。
日本時間22日22時30分にパウエルFRB議長の議会証言が予定しております。先日のFOMCで、インフレ抑制のため0.75%利上げに対する言及をすると思われます。そのため、タカ派的な内容になると予想されます。市場が、7月会合0.75%利上げを織り込めば、金融商品全般下がりにくくなると予想します。
【大証金】
大証金は、買い方針継続とします。しかし、短期的にはやや買われすぎになっているため、押し目を引き付けて買い拾うのが良いでしょう。以前からお伝えしていますが、①ドル高にもかかわらず1800ドルを維持していること、②大証市場では円安が支援要因になりやすいこと、③NY市場で大口投機家の買いポジション減少が止まったことなど挙げられます。
しかしながら、大口投機家の買いポジション減少が止まったとしても、新規買いがあまり入っていないため、NY金の上値にも限界があります。つまり、上昇し続ける相場では、まだないと考えております。
【大証白金】
大証白金は、買いスタンス継続です。ドル高や各国中央銀行の利上げによるリセッション懸念から、NYプラチナ市場の上値が重くなっております。しかし、NY市場で大口投機家の買いポジションが減少し、ネットロングが2000枚台まで再び縮小していることや、中国実需の買いが入りやすいこと等から、底堅い展開が予想できます。やはり、今後期待できる需要は、水素燃料需要、ロシア・ウクライナ戦争による自動車触媒としてのパラジウムからプラチナへ急速転嫁が挙げられます。未だ、金融商品全般足並みが揃っていないため、ちょっとした下振れはあり得ます。22日以降のパウエル議長の議会証言後の相場動向に注目していきたいと思います。
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