依然、上昇のきっかけが掴めない商品市場。17:20

 再び、ドル高、ユーロ安が、商品市場の重荷。

 本日の日本時間では、ドル高・円安であったことから、大証市場は堅調に推移しましたが、欧州時間に入り、ドル高、ユーロ安になったことで、大証市場の上値が一気に重くなったように思います。

 

 さて、大証金ですが、先週末にも述べたように、戻り場面は一度売り方針。本日、新規売りが成立しました。しかし、3920円以上はロスカットとします。NY市場では、投資資金が流出していることから上昇できない一方で、大証市場では、7月1日の大幅下落によって、一週間分の買い玉の評価損が出たことで、戻ればヤレヤレの売りが出やすいと予想。しかし、3920円を維持するようならば、戻り売りが吸収したと判断し、今後底堅く推移するとの見方もできます。つまり、3920円がポイントになります。ただし、勘違いしてほしくないのは、短期トレンドが下向きである限り、上値が重いということです。

 

 大証白金は、先週末にも述べたように、上昇するきっかけがありません。プラチナスポットに比べ、NYプラチナは依然12ドル割安となっております。これだけでも大口投機家の売り圧力が、強まっていると理解できます。ドル高・円安であれば、大証市場は底堅く推移しますが、円高になったり、若しくは円が落ち着いた場合は、大証市場の上値が重くなります。なぜならば、私の予想では、内外ともに大口投機家が売りの手を緩めていないからになります。中国実需は安値を買い拾っていますが、上昇するきっかけがないため、大証白金3700円台で推移しております。もうしばらくは、3700円~3900円のレンジで推移すると予想します。そのため、早い段階で3900円近辺まで反発したところは、新規売りをしてみるのも良いでしょう。

 

 日経225は、やはり26500円~25500円のレンジで推移すると予想します。今後世界中の景気が減速するかは問題ではなく、市場がその材料をネタに売っていることを考慮すると、簡単に上昇するとは思えません。恐らく日本株式市場は、米国株式市場に比べ堅調に推移すると予想しておりますが、今後上昇するためには日柄が必要になります。よって、ここからは逆張りの売り主体で臨むのが良いでしょう。

 

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