まだまだ不安定な動き続く。19:58

  昨日、ウォラーFRB理事が、7月0.75利上げが基本シナリオと発言したことで、マーケットに若干安心感が広がり、安値から切り返すこととなりました。しかし、同氏はデータ次第で、より大幅な利上げを支持するとしております。昨日、同氏が発言するまでは、1.00%利上げ確立が80.3%、0.75%利上げ確率19.7%でしたが、現時点では1.00%利上げ48.7%、0.75%利上げ51.3%となっております。つまり、五分五分ということです。明日からはブラックアウト期間に入るため、27日FOMCまで要人発言はなく、経済指標で判断することになります。

【大証金】

 大証金は、7500円台を弱気するつもりはありませんが、7700円以上は困難と考えております。NY市場における大口投機家は、売りポジションを増やしているように思え、時折買戻しも見られますが、基本は売りで対応しているように思えます。やはり、ドル高がNY金の上値を重くさせているようです。ただし、私の持論ですが、大口投機家が新規で売っているということは、相場の上値は重くなるものの、サプライズ的な要素はないと考えております。しかし、きっかけがないと、その売りポジションの解消は考えられないため、27日のFOMCまでは、基本上値の重い展開をイメージしておく必要があります。

【大証白金】

 大証白金も徐々に上値を切り下げております。辛うじて3600円を維持しておりますが、3600円を下回る可能性もあるため、慎重に対応するのが良いでしょう。以前は、3900円を上回ることは困難と指摘しましたが、現状では3800円を上回ることは困難と予想します。NYプラチナにおける大口投機家は、徹底的に売っているように思います。恐らく、大口投機家買い方の手仕舞い売りも出ているようにも思え、金同様27日のFOMCまでは上値の重い展開が予想できます。ただし、その一方で、中国実需の買いが入っています。そのように考えますと、目先的には売りの流れではありますが、今月のFOMCが終了すると、まとまった反発も期待できると考えております。

【日経225】

 日経225は、会員サイトで指摘したように、利確が成立しました。以前からお伝えしておりますが、円安が相場を支えているように思います。しかも、4-6月期の決算発表が始まっていることもあり、輸出企業の好決算が期待できると考えております。ただし、その一方で、FRBの過度な利上げによる景気減速懸念が、NYダウの上値を抑え、その影響で日経225の下押しも考えられます。しかし、海外投資家のオプションポジションを見ましても、〇〇〇〇〇円以下では弱気していないことから、押し目は買われやすいと考えております。よって、利確後〇〇〇〇〇円を下値の基準にして買いを考えていきたいと思います。

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