先週末の米小売売上高が、市場予想を上回ったことや、FOMCメンバーによる1%利上げは先走りすぎといった発言により、年内の景気減速懸念が後退したようです。ただし、1%利上げの選択肢が無くなったわけではないため、FOMCまでは慎重に対処するのが良いでしょう。現時点での0.75%利上げ確率は65.6%、1%利上げ確率は34.4%となっております。0.5%利上げであればポジティブサプライズ、1%利上げ以上はややネガティブサプライズになりそうです。
【大証金】
さて、大証金ですが、未だ上値の重い展開が予想できます。中・長期で見た場合は7500円台は買いと考えておりますが、短期では〇〇〇〇円以上は上値の重い展開が予想できます。(FOMC前ならば売りを考えても良いでしょう。)
上値の重い理由は、NY金市場から未だ投資資金が流出していることや、NY金市場における大口投機家が買いポジションを減少させ、売りポジションを増やしていることです。(先週水曜日以降の動きを予想したうえ)しかし、後者の方は、ビックイベントの結果によって買戻しが入りやすいため、短期的には売りですが、中・長期的には買いで考えるのも良いでしょう。ただし、新規買いする場合は、ここからのマイナス圏を狙うのが良いでしょう。
【大証白金】
大証白金は、先週末の米小売売上高の数字が良好だったことから、ドル安・NY銅高によって、大幅反発となりました。しかし、本日の日本時間を見ましても不安定な動きをしていました。正直、同指標で相場が180度転換するとは思えません。ただし、ここ1~2日間下げ渋るようならば、当面の下値を出し切ったと判断しても良いでしょう。
その理由としては、ナイメックス在庫がさらに減少していること、もう一つはプラチナスポットに比べ大証白金は110円~130円割安まで拡大していること。ちなみに、NY白金はプラチナスポットに比べ12~13ドル割安まで拡大しております。つまり、それだけ市場が弱気しているということになります。上昇する理由にはなりませんが、底堅く推移する理由になります。もちろん、今月のFOMCまでは油断できません。
3700円台を新規売りするつもりはありませんが、慎重に対応していきたいと思います。中・長期的には、当然買いで考えていきたいと思います。
【日経225】
日経225は、買い方針継続です。この3つの銘柄の中で、日経225のチャートが好転しました。やや、米国景気減速懸念が後退したことで、市場は内外の決算発表に目が向けられているようです。ただし、アップル社を始めとして、景気減速に備えた方針を打ち出しております。つまり、恐らく各社が景気減速に備えた対策を取り始めているように思います。そう考えますと、相場は悪材料を徐々に吸収し、ポジティブ材料に反応しやすくなると予想します。そのため、27000円以上は現時点で買いにくいものの、1~2日間下げ渋るようならば、徐々に高値を買うのも良いと考えております。
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