昨日は、特別なニュースがあったわけではありませんが、銅価格が高値から下げ、ユーロが上昇一服(ドル高)となったことから、本日貴金属全般反落しました。日経225は、5日間で1600円上昇したことから、利益確定売りが出たようです。
本日は、ECB理事会、南ア政策金利、トルコ政策金利の発表があります。トルコ中銀政策金利予想は、14.00%と変わらず。ECB政策金利予想は、0.25%と0.25%利上げ(0.5%利上げは完全に織り込まれていない)。南ア準備銀行政策金利予想は、5.25%と0.5%利上げ。ECBが0.5%利上げをしてくるか重要になります。
さて、大証金ですが、下落が止まりません。無料会員サイトでは、〇〇〇〇円台は売られすぎと指摘しておりますが、以前から述べているように、短期的には上値を切り下げている格好となっております。繰り返しの話になりますが、ドル高がNY金市場から投資資金流出を促しているように思います。ここ数日間のNY市場の動きを見ますと、やはり大口投機家の買いポジション縮小が進んでいるように思います。恐らく、FOMCまでは続く可能性があります。先週末のCFTC建玉明細で、NY金の大口投機家は、118,000枚のネットロングまで縮小しておりました。今週もその動きが継続していると予想しているため、ネットロングが100,000枚まで縮小している可能性があります。恐らく、ここにきて買いポジションの減少と新規売りが入ったいると予想します。そう考えますと、FOMC後に反発する可能性はあります。つまり、短期見通しでは、それまでは戻れば売り方針。中期見通しでは、〇〇〇〇円台を買い拾い方針と考えています。
大証白金は、やはり銅価格の低迷、ドル高・ユーロ安・ランド安がネックになっていると思われます。昨日は、内外ともに中期線で売り叩かれていることから、やはり一方向の期待はできないということになります。本日は、ECB理事会と南ア政策金利の発表があります。ドルに対抗するためには、少なくとも0.5%利上げが不可欠のように思います。一方、FOMCでの0.75%利上げ確率は66.8%、1.00%利上げ確率は33.2%となっております。正直、全てにおいてプラチナは売られすぎの状況ですが、こちらの場合もNYプラチナ市場で、大口投機家が売りポジションを更に増加していると予想しているため、FOMCまで買戻し期待はできないと考えております。つまり、FOMCまでは3700円を挟んだ100円上下を意識しておきたいと思います。いずれにしても、2か国の政策金利に注目したいと思います。状況が変化した場合は、その都度お伝えします。
日経225は、会員サイトをご覧ください。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。お問い合わせ、会員様から『参考になる』といったお言葉が励みになります。重ねて、ありがとうございます。今回の内容が参考になったという方は、無料会員登録お願いいたします。売買のご提案に関しては、無料会員サイトを起点とします。なお、他ブログで既に会員登録している方は、ご遠慮いただく場合があります。ご了承ください。
first_traders_ts@yahoo.co.jpまで、メールにてお問い合わせください。