昨日の米小売売上高(エネルギーを除く)は、市場予想を上回り消費の底堅さを見せたものの、マーケットへ与える反応は限定的となりました。その後のFOMC議事録(7月26日~27日)では目新しい内容はなく、「ある時点で利上げペースを減速する」といった一見ハト派的な内容にもかかわらず、ドル高が進みました。
やはり根本には、インフレを抑えるために景気減速は仕方がないということなのでしょう。つまり、インフレが低下しているかが、今後も重要であるということです。しかも、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、来年の利下げの可能性は低く、年末にはFF金利が3.9%、来年末には4.4%を見込むとタカ派的な発言をしております。
そのことが、ドルを堅調にさせているように思います。
本日は、フィラデルフィア連銀製造業景気指数の発表があります。今週月曜日に発表したニューヨーク連銀製造業景気指数は、市場予想を大幅に下回ったにも関わらず、マーケットへの反応は限定的でした。今回の発表で市場予想を下回った場合、マーケットがどのような反応を見せるか注目したいと思います。
大証金ですが、昨日も述べたように狭いレンジでのトレードが望ましいと考えております。今は一方向に動ける状況ではありません。昨日は7640円以上で取引終了したため、今後相場は下げ渋りを見せると予想したものの、上値も重いと考えております。そのため、白金同様数日間は逆張りで臨むのが良いでしょう。
大証白金もドル高がネックになっております。時間軸のテクニカルは、内外ともに未だ売りのままであり、NY市場における大口投機家は買いポジションを処分し、新規売りをしているように思います。ただし、ドル高が一服すると、NY市場の反発期待はできます。私自身、ドル高が続くとは思っておりません。そのため、安値を売り叩くのは危険と考えております。時間軸のテクニカルが買い転換するには、最低でも明日3930円を維持して取引終了する必要があります。引き続き、買い目線で考えていきたいと思います。(価格帯に関しましては、会員サイトをご参考にしてください。)
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