昨日のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は、市場予想を上回る結果でした。昨日のコメントでは、市場予想を下回った場合の相場の反応を確認したかったのですが、結果は良好な内容となりました。私は、市場予想を上回った場合は、ポジティブサプライズになると予想していましたが、結果的に相場が反応したのはドルだけでした。やはり、景気が良い悪いというよりは、インフレが抑制されているかが第一条件のようです。
ソフトランディング(軟着陸)を目指しているFRBの優先順位は、インフレ抑制。
昨日のブラード米セントルイス連銀総裁(FOMCメンバー・タカ派)の「0.75%利上げを支持したい」「年末にはFF金利を3.75ー4.00%に引き上げる必要がある」と言及したことで、一層ドル高に進みました。市場は26日のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が、更なるタカ派的な内容を言及するのではとの警戒心で、ドル高が維持されているようです。
ただ一つ言えることは、今のところ米国経済は減速していないということ。
【大証金】
大証金は、昨日もコメントした通りです。まず、ドル高ではNY金価格の上昇は、余程のことがない限り望めません。そのわずかな期待をしていても仕方がないと考えております。相場の動向に従うしかありません。そのように考えますと、会員サイトでも再三述べていますが、〇〇〇〇円~〇〇〇〇円の狭いレンジでトレードが良いと考えます。それに加え、16日にコメントしましたが、翌日17日終値で7640円以上を付けたことにより、下値も浅いと考えております。
【大証白金】
大証白金は、昨日もお伝えしましたが、ドル高がNYプラチナの上値を抑え、円安でも上値が重くなっております。繰り返しの話になりますが、ドル高で推移している以上、NYプラチナの上昇は望めません。ただし、昨日も指摘しましたが、どこまでもドル高が進むとは思えません。冒頭でも述べたように、市場が既にインフレ抑制のため更なる金融引き締めに警戒していることから、26日のパウエルFRB議長の発言が、ドル・NYプラチナの分岐点になるかもしれません。そのように考えますと、もうしばらくは上値の重い展開が予想できます。しかしながら、私は弱気をしているわけではありません。終値ベースで3930円以上を維持できれば、大証金のように下値は限定的になると考えております。つまり、26日のパウエルFRB議長の発言、大証白金3930円以上で取引終了するかが、相場のポイントと考えております。
日経225は、繰り返しの話になりますが、8月限のSQ値が重要になります。その価格を下回ると、一旦は上値が重くなると予想しております。ただし、その価格を下回らない限り、まだ買いスタンスです。
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