今月16日のドイツ景況感調査が、市場予想を下回ったことで、先週末ナーゲル独連銀総裁が「独景気後退の可能性が高まっているが、インフレ抑制のためにECBは利上げを続けるべきだ」と言及したことから、本日欧州時間で、ドル高・円高・ユーロ安となっております。
ユーロ安に対し、ドルと円が上昇していることが、日本市場の圧迫要因となっております。
大証金もユーロ安を受け、夜間取引時間で売られております。当然、ドル高が上値を抑える要因ですが、ユーロ安・円高が加わり、下値模索の展開となっております。繰り返しの話になりますが、26日のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演までは、ドル安になりにくいため、どうしてもNY金の上値は限定的と考えるしかありません。ただし、NY金における投資資金流出が止まったように思えるため、下落も長続きしないように思えます。よって引き続き、狭いレンジでのトレードがの望ましいと考えております。
大証白金は、どうしてもドル高がネックになっているように思います。しかも、独連銀総裁の発言も圧迫要因になります。(独景気後退の可能性が高まっている)しかし、本日の夜間取引時間からNYプラチナのテクニカルが、時間軸で売られすぎになっております。ドル高が継続しているため、恐らくNY市場における大口投機家が、買いポジション減少させ、新規売りしているように思います。こちらもNY金同様、26日の会議までは、ドル高維持・継続の可能性が高いため、それまでは楽観的に考えるのは控えていきましょう。市場は、パウエルFRB議長が、来年の利下げに対し否定的な発言をするのではと、予想しているようです。同氏の講演前に原稿が公開されるため、第一弾の市場の反応は、その時でしょう。
日経225は、今のところ8月限のSQ値は下回っておりません。この水準を下回った場合、もう一段下落する可能性があるため、買いポジションを維持している方は、ロスカットを意識しましょう。
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