昨日は、欧州のPMI(購買担当者景気指数)が思ったより悪くなかったことからユーロが反発、その一方で米国PMIが市場予想を下回ったことで米長期利回りが低下=ドル安となったことで、NY貴金属市場が反発しました。
ただし、何度もお伝えしていますが、26日のパウエルFRB議長の講演まで、市場参加者は動きにくいと考えております。
【相場に対する考え方】
無料会員サイトでは、60分足中心にコメントしております。60分足の積み重ねが日足であり、日足の積み重ねが週足となるため、先ずは60分足が重要だと考えております。(個人差はあります。)木の状況が分からなけらば、森を判断することができないと考えております。
自分のポジションで色々と変える(テクニカル指標・分足など)のは良くないと思っており、常に信用しているテクニカル指標を基準に分析しております。当然、予期していないことも多々ありますが、そのことを踏まえながらロスカット、又は資金配分を徹底し、取り組んでおります。
一方、市場予想やメディアの声、大口投機家の動向も重要です。市場の考え方が、どちらに偏っているかを判断します(楽観、悲観)。市場の偏りが大きくなるほど、その反動で逆方向に動くケースがあります。
以前から私のブログをご覧いただいているとお分かりになると思いますが、例えばプラチナの場合、現物より大幅割安・大幅割高が良く現れます。それだけ人気が偏っていることになります。相場は人気の逆に動くケースがありますので、そのようなことも是非ご参考にしてください。
【相場について】
冒頭で述べたように、26日までは方向感がないと考えております。パウエルFRB議長の講演で、仮にタカ派な内容を述べないとしても、その結果が出ない限り、市場参加者は動けないと考えております。
大証金は、未だ狭いレンジでの動きを予想しております。NY金ETFも再び増加傾向にあり、1750ドル前後は値ごろ感が働くように思います。しかも、NY金市場における大口投機家の買いポジションが、半年かけて減少したことで、今後余程のことがない限り、NY金の下値は浅いと考えております。ただし、ドル高が上値を抑えるため、一方向に動きにくいように思います。ここは短期売買に取り組むのが良いでしょう。ちなみに、フェドウォッチの0.5%:0.75%利上げ確率は、ほぼ五分五分です。
大証白金もドル高がネックになってります。ただし、昨日米PMIが市場予想を下回ったにも関わらず、NYプラチナ860ドル割れは買い拾われております。つまり、今の現状では850~860ドルが下値目安と考えます。しかしながら、本日会員サイトでも述べましたが、短期トレンドが下向きになっており、2~3日は上値の重い展開を予想しております。そのため、高値を追っかけて買うのは控えるべきでしょう。ちなみに、プラチナスポットとNYプラチナの価格差は、6ドルに縮小しました。
日経225は昨日コメントしたように、買いポジションを決済し、本日下押ししました。会員サイトでも述べましたが、目先は上値の重い展開を予想しております。そのため、新規買いしたい方は、もう少し様子を見るのが良いでしょう。
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