先週末は、大荒れの1日になりました。ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の講演が、市場にかなりのタカ派と受け止められ、売りが売りを呼ぶ格好となりました。
同氏講演は、8分と短時間ではありましたが、①9月会合についての言及、来年についての見通しがなかったこと②利上げすることで、企業や家計にある程度の痛みを伴うと発言したこと③ドットチャートの見直しを示唆する発言をしたことなどで、景気悪化懸念が再浮上し、リスクオフの1日となりました。
正直、ここ最近のFRB高官発言が、かなりタカ派だったため、この程度は織り込まれていたと、私は判断しておりました。
今回の下落により、やや見方を変える必要があります。
大証白金は、日足が売り転換してしまいました。先週末に、新補限月の動向について確認するとしましたが、価格が下落して、更に新補8月限が6月限より30円割安になったあことは、相場にとってあまり良くはありません。テクニカルが売りに転換したことから、一段安を意識しておく必要があります。上値に関しましては、新補8月限で3800円を上回ることは、当面困難と予想します。戻りがあれば、一部売りを考えていきたいと思います。
大証金は、ⅤIX(恐怖)指数が上昇したことで、NY金はNYプラチナよりも下落幅が小さかったものの、1750ドルを下回ったことで、上値にも限界が生じてきます。ただし、大証金はテクニカルが売り転換しておらず、未だ狭いレンジでのトレードを意識した方が良いでしょう。当面は〇〇〇〇円~〇〇〇〇円のレンジ相場。
日経225は、本日大幅安。先週末のコメントでは、8月限のSQ値を上回ったことで、どのような効果をもたらすか確認としましたが、NYダウが1000ドルも下落したことで、検証は不発となりました。しかも、今回の大陰線により、当面上値が重くなると予想しております。そのため、大陰線の高値28750円以上をロスカットとしながら、28000円台で売り場を探した方が、今は良さそうです。
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