昨日のブレイナードFRB副議長の発言がハト派と受け止められ、ドル円に対し利食い売りが出たようです。ただし、利食いでドル円の天井を打つとは考えにくく、再び145円を試す可能性があります。
正直一昨日のコメントで、ドル円が145円を窺う動きを予想してましたが、こんなに早く145円まで円が下落するとは思いませんでした。そのため、大証貴金属市場を買い増しできませんでした。(悔しいです。)
大証金は、ドル円次第といったところでしょう。NY市場では大口投機家が売りにくくなっており、更に円安が進むと、大証金のもう一段高も否定できません。しかし、本日のECB理事会、その後のパウエルFRB議長の講演で、相場全体波乱が起きる可能性もあります。大証金は、買い目線ではありますが、今は相場が冷静になるまで様子見たいと思います。
市場がどのように捉えるかですが、仮にECBが0.75%の利上げを決定した場合、①大幅利上げを評価しユーロ高②大幅利上げを懸念(欧州景気後退懸念)でユーロ安、私の考え方では、②のように思います。
パウエルFRB議長の講演は、先月のジャクソンホール会議の発言とほぼ同じ内容を予想します。「利上げをすることで、ある程度企業や家計に痛みを伴う可能性がある」、このフレーズは、FRB高官が口を揃えて発言しております。そのため、今の市場に反応するかは疑問です。
大証白金は、昨日もコメントしたように、NY市場における大口投機家の買戻しが不十分だったこともあり、本日3900円台まで上昇してきました。今回は、円安とNYプラチナ市場における大口投機家の買戻しが重なり、4連騰となっております。先日までNY市場では、ドル高・景気後退懸念を材料に、大口投機家が大量に売り叩いたことで、一時プラチナスポット価格よりもNYプラチナ価格が23ドルも割安になりました。先日もお伝えしましたが、現段階では12ドルまで縮小しております。ここ最近の出来高を見ましても、明らかに同筋の買戻しで上昇していると思います。繰り返しの話ではありますが、FRBの過度な利上げを否定するだけの材料が今のところ出ていない現状で、同筋が新規買いしてくるとは思えません。ドルが高値圏を維持している限り、NYプラチナの上値に限界があると考えてます。よって、大証金同様、相場が冷静になるまで様子を見たいと思います。
日経225は、正直想像以上に、本日上昇しました。ここまで切り返すということは、27000円を今後死守することが予想されます。まだ、日足テクニカルは買い転換していないため、明日のSQ値を確認してから、今後の相場方針を考えたいと思います。
今回のコメントは、パッとしない内容で申し訳ございません。
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