先週末ウォラーFRB理事が、9月FOMCで大幅利上げを支持すると発言したことで、米2年物国債利回りが上昇、ドル上昇、0.75%利上げ確率は90%まで跳ね上がりました。市場は、ほぼ0.75%利上げすると予想しているようです。
一方、本日欧州時間では、先週ECBが大幅利上げを決定、次回会合でも利上げを示唆したことで、ユーロが堅調に推移し、ドル上昇一服となっております。
明日は、米CPIの発表があります。恐らく、FOMC前の重要なイベントと考えております。市場予想では、コア指数が前年比6.1%上昇(前回5.9%上昇)であり、この予想を上回るようならば、1.00%利上げ予想が浮上するかもしれません。そうならば、当然ドル反発が予想できます。一方、市場予想を下回るようならば、ドル相場への影響は限定的と考えます。
さて、大証金ですが、先週末に指摘したように、7800円を割り込むまでは買い方針と考えております。しかし、円安が一服していることを考慮すると、高値を買い上げる力はないと考えております。当面NY金の予想レンジ1700~1750ドルと考え、その価格帯を意識しながら対処するのが良いでしょう。なるべくリスクを軽減するのであれば、本日日中取引安値7814円を下回ったところでロスカットを設定し、〇〇〇〇円近辺で買ってみるのが良いでしょう。
大証白金は、まだ上値余地を残しているように思います。欧州株・ユーロが堅調に推移し、その反面ドル安・円高と、いずれにしてもNYプラチナ価格を押し上げる要因となっている中、大証白金価格が当然プラス圏で推移していることは、評価されやすいと考えております。分かりにくい説明かもしれませんが、ドル安でNYプラチナは買われ、円高で大証白金は売られます。本日の夜間取引だけを見ますと、円高よりもNYプラチナの反発が勝っていると判断せざるを得ません。そのように考えると、大証白金で〇〇〇〇円を試す可能性もあります。
ちなみに、プラチナスポットとNYプラチナの価格差は、6ドルまで縮小しております。先週末のCFTC建玉明細では、やはり大口投機家の買いポジションが増えておりました。しかも、9月6日までの1週間で売りポジションも増えていたことを踏まえると、先週は売りポジションの買戻しと新規買いが入ったように思えます。
日経225は、9月SQ値を上回りました。しかも、このままで推移するとテクニカルは買い転換します。詳しくは、会員サイトをご覧ください。
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