未だ、大証金は売り目線。17:41

 本日の国内相場は、思いのほか堅調にスタートしました。

【日経225】

 日経225は、会員サイトで述べた通り、新規売りが成立しました。ロスカットを設定(会員サイトに掲載)し、売り目線で対処するのが良いでしょう。空売り比率はほとんど変化がなく、今週FOMCで0.75~1.00%利上げが確実視されているため、米国債利回り上昇がネックになっているように思います。同イベント前に売り叩かれるようならば、売りポジションの利食いを視野に入れたいと思います。

【大証金】

 大証金も売り目線です。本日会員サイトで述べた価格まで反発できなかったため、新規売りは不発に終わりました。NY市場で1700ドルを割り込んだこともあり、正直円安でしか大証金の上昇は、今のところ期待できません。私の予想では、ドル円140円~145円水準での揉み合い、NY金は予想レンジ下限1650ドルに切り下げ、下値模索の展開と考えております。大証金は先日述べたレンジを今も意識しております。

【大証白金】

 意外に上昇しているのが、大証白金です。NY市場の取組み及び、出来高を見ますと、まだ大口投機家の買戻し、新規買いが一巡していなかったようです。休日前のコメントでは、本日日中取引終値で3913円を下回ると、もう一段下落が考えられるとしましたが、本日大幅上昇となったことで、未だテクニカルは強い買いのままとなっております。正直、なぜここまで大口投機家が買い戻しているのか、分かりません。テクニカルだけなのか、それとも何かの材料を理由に買い戻しているのか。私の見方では、今のプラチナ相場は、需要面を意識したトレードになっていると考えております。つまり、景気後退、若しくは景気後退懸念緩和が、プラチナ相場を左右すると考えております。以前にも述べましたが、今の金融商品は世界の金融政策相場になっております。そのため、供給が減少する見通しがあったとしても、需要が減少してしまえば上値を切り下げ、下値を試すことになることでしょう。底上げするには、需要増加が不可欠です。ただし、そのような環境ではないと考えております。(プラチナ市場から投資資金流出しております)

 そのため、私は依然まとまった修正安があると予想します。13日のコメントで、プラチナが押し目を入れる条件として3つ提示しました。③5日移動平均線を終値ベースで下回るのは、今は困難です。ただし、可能性はゼロでないため、明日終値で3980円を下回ることができれば、上値出し尽くしも考えられます。一つの参考にしてください。それと、①プラチナスポットとNYプラチナの価格差ですが、昨日はNYプラチナが1~3ドル割高でした。今は、ほぼ同値です。今月1日には、23ドル割安だったのが、ここまで修正したということは、現物価格よりもNYプラチナ価格の上昇幅が大きいということになります。それに加え、お客様、会員様はご覧になったと思いますが、日足で4050円~4100円は買われすぎになります。つまり、今回の上昇で売られすぎから買われすぎになったということです。未だ勢いのある相場ですが、引き続き修正安を待ちたいと思います。

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