FOMC後のドル動向に注視。18:33

 いよいよ日本時間22日午前3時に米国政策金利及び声明文&ドットチャートが公表、同日午前3時30分にはパウエルFRB議長の記者会見が予定しております。現在のフェドウォッチによる0.75%利上げ確率は、84%となってます。ほぼ0.75%利上げは織り込まれており、市場はドットチャートやパウエルFRB議長の発言がタカ派になると予想しているため、ドル高が継続しています。かなり、タカ派を意識しているように思えます。市場予想範囲内ならば、ドル上昇にいったん歯止めがかかる可能性があります。その時に・・・。

【大証金】

 大証金ですが、依然売り目線で見ております。本日午前中は、ドル高によりNY金が軟調となっておりましたが、恐らくロシア・プーチン大統領がウクライナ侵攻を続ける考えを示したことで、NY金が反発したように思います。ただし、依然としてNY金市場から投資資金が流出していること、大口投機家の売り圧力が強まっていることで、NY金市場の反発は続かないと予想します。ただ、繰り返しの話になりますが、今は金融政策相場となっているため、本日FOMC以降の動きは重要になります。ドルが安くなっても高くなってもNY金が下げ渋るようならば、大証金の下値も限定的と見る必要があります。会員サイトで伝えてますが、終値で〇〇〇〇円以上を維持するようならば、売りはいったん撤退と考えます。

【大証白金】

 大証白金は、やはりEU(欧州連合)による欧州水素銀行設置提案や、2030年まで再エネ比率目標を昨年の40%から45%に引き上げる改定案が、欧州系ファンドの買い意欲誘っているように思います。欧州議会での一般教書演説が行われたのが9月14日、その時のNYプラチナ価格は870ドル台、その価格から930ドル台まで上昇したことになります。今回の案は、脱ロシアによるものであり、既に期待感で60ドル上昇していることから考えると、少し先走りすぎのように思えます。しかしながら、内外で上昇トレンドを継続していることは否定できず、仮に今のプラチナ環境で、FOMC後に一旦ドル安に振れた場合、NYプラチナは950ドル近辺まで上昇する可能性もあります。ちなみに、現時点でプラチナスポット価格よりもNYプラチナ価格が1~2ドル割高になってます。ブリオンボールドの現物価格とNYプラチナ価格は、ほぼ同水準で取引しています。

【日経225】

 日経225は、売り目線で見ております。しかしながら、本日は日本株が弱気に傾いたため、ここからの突込みは仮にFOMC後日経225が下がったとしても、利確を優先にするのが良いでしょう。ちなみに、本日の空売り比率は46.6%と、昨日より約5%増加しました。

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