昨日は、米製造業購買担当者景気指数が市場予想を上回ったことで、過度な利上げが意識されドル高となったものの、その後のISM製造業景況指数が2年4か月ぶりに低水準となったことで、FRBによる利上げが鈍化するのではとの思惑から、ドル安・米長期利回り低下が、リスクオンの動きとなりました。
ただし、形式上はこのような要因と思いますが、先月投資信託の決算対策が過ぎたことで、10月に入りマーケットに買いが入りやすい状態だったように思います。正直、私も予想していなかった今回の上昇。
【大証金】
大証金は、本日150円以上高くなりました。昨日のNY市場の動きを見ましても、ドル高でもドル安でも堅調に推移しておりました。そのため、上値抵抗と予想していた1700ドルをあっさり突破。これは、ドル安だけではなく、冒頭で述べたように投資信託の決算対策が一巡し、マーケットに投資資金が入ってきたからのように思います。これで大証金のテクニカルは完全に買い転換しましたが、押し目なく、〇〇〇〇円を上回るようならば、今度は買われすぎになります。今回の上昇に乗り遅れた方は、その水準に上昇するまで待つのが良いでしょう。押し目あれば、一旦は買い拾いです。会員サイトで述べていた下限レンジを100円切り上げて考えたいと思います。
【大証白金】
大証白金も金同様、昨日はドル高でもドル安でもNY市場が堅調に推移していたため、4000円をあっさり上抜けました。NYプラチナもNY金同様、投資資金が戻ってきたことが、上昇要因になっていると思います。正直、今回のNYプラチナの取組が読みにくかったです。と言いますのも、なぜ相場が下落しているのに取組みが減少するか疑問でした。恐らく、投資信託の決算対策の影響があったように思います。それが一巡したことで、投資資金が戻ってきたように思います。このようになりますと、当面は相場は堅調に推移しやすいと考えます。ただし、本日の上昇は買われすぎです。〇〇〇〇円を上回るようならば、新規売りをしてみても良いでしょう。全てにおいて買われすぎになります。ただし、その水準まで上昇せずに、売り叩かれた場合は、一旦買い拾ってみるのが良いでしょう。
早い段階で天井形成するか、それとも息の長い相場になるかは、今週次第です。
【日経225】
日経225も本日大幅反発となりました。正直26500円あたりまでの反発は予想していましたが、27000円まで短期間で反発することは予想できませんでした。本日の日経225は、買戻しで上昇したようです。そうなりますと、再び売り叩かれる可能性があります。ただし、先日から再三述べているように、26000円割れは売られすぎの領域です。つまり、その近辺では再度買い拾ってみるのが良いでしょう。
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