まず初めに、先週末にも指摘しましたが、大証金と日経225は買われすぎの領域で推移しており、高値から下振れするのは仕方がありません。そのため、私は大証金と日経225に関して、基本様子を見ています。
【大証金】
大証金は、中・長期買われすぎの中で、短期トレンドは依然上向きです。そのため、数日間は底堅く推移すると予想しています。そこで、NY金が2200ドルを上回ることができず、7日安値2149.2ドルを下回った場合は、大口投機家の手仕舞い売りが出やすくなります。ただし、2150ドル以上で同筋は、2万~3万枚しか買いついていないため、狼狽売りには発展する可能性は低いと考えます。
取り敢えず、短期トレンドが変化するかを確認したいと思います。
【大証白金】
大証白金は、買い方針継続とします。先週末公表の米CFTC建玉明細を見ますと、やはり大口投資家の買いポジションが減少していました。微量ではありますが。このように減少した方が、反発しやすくなります。ドル高・円安で推移しているため、どうしてもNY市場の反発力が鈍ります。そのため、NYプラチナ7月限が900ドル前後を目安として、突っ込み買いを考えるのが良いでしょう。
お客様には、NYプラチナ、大証白金の予想レンジを伝えております。ご参考にしてください。
【日経225】
日経225は、本日600円安を演じました。全く不思議ではありません。やや、市場が強気に傾いていたように思います。上昇相場は、悲観でスタートし懐疑で育ちます。下落相場は、その逆です。楽観でスタートします。
すぐに下落相場へ発展するとは考えていませんが、市場は下落への免疫力が低下しており、上昇することだけを意識しているように思います。よって、時間の経過を意識していきたいと思います。
ちなみに、本日の空売り比率は41.5%に上昇したことで、40000円が底堅く、反発も意識されますが、先週末述べたように3日~5日間高値を更新できなかった場合は、相場の変化を意識したいと思います。高値更新した場合は、当面様子見とします。
お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)
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