東京トウモロコシは、依然として売り玉維持のまま。

 東京トウモロコシは以前からお伝えしておりましたように、戻り売り方針継続です。9日の米農務省需給報告で、米国の見通しは据え置きましたが、世界期末在庫が事前予想を上回ったことから、一段と上値が重くなったようです。

 お客様からどこまで下がるの?といった質問がありましたが、正直どこまで下がるか分かれば苦労はしません。しかも、いくらまで下がるから売るとか、いくらまで上がるから買うといったやり方であれば、そうならない時に相場の切り替えが大変になりますので、むしろ私の考えは、今の価格が高いのか安いのかを判断し、何時何時まで上がりにくいとか、何時何時まで下がりにくいといったように、その時々のイベントを気にするようにしております。例えば、東京金の売りを取り組んでおりますが、米雇用統計、若しくはFOMCまでは上がらないと予想していたため、今でも売り玉を維持しております。少し、東京金の話をしますと、仮に米雇用統計の数字が悪くて、NY金が反発した場合、当然東京金も買われます。ただし、FOMCで米国が利上げに踏み切ったならば、一気に売り叩かれるでしょう。そのような状況にあるため、売りの方が今のところ怖くはないという事になります。

 さて、話は東京トウモロコシに戻しますが、私は正直2番天井を打っていると判断しております。しかし、天候相場で上げたわけではないため、急激な下げもないと予想しております。徐々に上値を切り下げていくパターンであり、今月末に発表されます四半期在庫、及び作付意向面積の発表までは、買われる材料はなく、むしろ予想で買われた場合は、売りを厚くするのが良いと考えております。

 よって、売り玉維持、更に売り乗せも考えております。

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