大証トウモロコシは、いったん売りポジション解消。17:42

 先月のFOMCから、かなり相場が揺さぶられております。利上げに対しての思惑が交錯している中、四半期末ということもあり、ポジション調整が買い方、売り方ともに行われたようです。予想以上に本日は反発しました。

しかしながら、まだ安易に買う相場ではないと考えております。以前からお伝えしていますように大証金・大証白金レンジを上抜けたわけではなく、未だ利上げ前倒しの意識に変わりはありません。徐々に上値切り下げ、下値切り上げの形になると予想しております。そのため、高値を積極的に買うのは控えたいと思います。

 本日の主役は、大証トウモロコシでした。昨日の作付推定面積及び、四半期在庫の数字は、いずれも市場予想を下回る内容でした。作付推定面積は9269万2000エーカー(3月発表9114万4000エーカー)、四半期在庫は41億1248万Bu(市場予想42億400万Bu)という結果でした。単純に、単収が179.5Buのままであれば、生産高は2億1700万Bu増加する計算になり、需要面に変化がなければ、9月時点の期末在庫は15億7400万Buと、6月10日の13億5700万Buを大幅に上回ることになります。一方、四半期在庫ですが、3月1日から6月1日との比較で言うと、36億Buほど減少しており、毎年6月ー9月は30億Bu在庫を消化していることを踏まえると、9月1日時点の期末在庫は11億Buとの見方もできなくはありません。おそらく今回の上昇は、後者の方を重要視したのでしょう。今回、米農務省からの発表で上昇したことは、素直に従うしかありません。売りはいったん撤退し、様子見をしていきます。

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