東京トウモロコシは、戻りを待っての売り方針とします。今は、ポジションありませんが、売りで狙っていきたいと思います。
3月31日に作付意向面積と四半期在庫の発表がありましたが、作付意向面積9000万エーカーはほぼ予想通りで、前年度よりは400万エーカー減少したものの、2008年以降の平均の水準。決して少ないわけではありません。ただし、作付面積よりも四半期在庫の数字の方が、今回は大事だと思います。事前予想は85億5100万Buでしたが、結果86億1600万Buと更に上方修正してきました。以前もコメントしましたように、消費の部分が気になります。昨年9月~11月の消費は45億Buでしたが、昨年12月~2月の消費は37億7000万Buと落ち込みました。
上記のチャートは、シカゴコーン日足になります。見て頂きますと、2016年9~11月より、2016年12月~2017年2月までの価格の方が高くなっていることから需要が落ち込みました。86億1600万Bu(3月1日現在)在庫を抱えていることになります。米農務省は、9月1現在で23億2000万Buの期末在庫を予想しております。そうしますと、半年間で62億9600万Bu消費されると予想しております。これからの時期は幾分需要が落ち込みやすいため、四半期ごとの消費が31億4800万Buか、それともそれ以上なのかで相場の見方は変わってきます。
4月に入り、作付時期になりましたが、今回は安値を売り叩かない限りは天候相場は期待できないと思います。充分安いのではとの見方もあると思いますが、昨年同時期よりも在庫を抱えている現状の中で、本来ならば昨年と同じ価格でなく、下回ってても不思議ではありません。今の状況で相場の上昇は。需要に期待するのではなく、供給不安に期待するしかないため、作付時期では供給不安にはなりません。今の時期の上昇は、期待できないため、引き続き売りで対処していきます。