この価格からの天候相場は不発

 東京トウモロコシは、基本売り方針。昨日、米農務省から需給報告がありました。その報告によりますと、事前予想では23億4500万Buでしたが、前月見通しに据え置かれました。(23億2000万Bu)今月までが旧穀の需給報告であったため、ほとんど動かない事は想定済みですが、仮にここで下方修正された方が、シカゴコーンは買われやすかったものの、据え置かれたことから上がる要素はありません。

 今週米国時間月曜日引け後に発表されました作付進捗率は3%と、作付が南部から始まったことを表しました。しかし始まったばかりで、今のところ土壌水分には問題なく、中西部全体的に天候は良好であることから、作付は進んでいくことでしょう。しかも、ドル円は110円を下回り、円高の流れが継続していることから、東京市場は上値が重くなると考えます。

 そうは言いましても、やはり値ごろが邪魔したり、天候相場=上昇のイメージが相場を売りにくくするようにも思えます。私の持論ですが、仮に天井を見極めた場合、底を打つまで安いと考えます。しかも、2番天井の場合は、一番底は考えにくく、2番底、若しくは逆三尊を作らないと、底を打ったと判断することはできないと考えます。上がらない相場は、理由があるため、とことん売りで考えていくのがセオリーでしょう。

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