もうしばらく、買い気強いか!?

 本日午前1時に米農務省から新穀の需給報告がありました。

それを見ますと、作付面積は9000万エーカー、単収170.7Bu、生産高は140.65億Bu、期末在庫は21.1億Buとほぼ予想通りの数字が出てきました。私の見方ですが、無難な数字であり、この数字は豊作の数字と考えております。つまり、米農務省は、今年は豊作になるだろうとの見方を数字で表してきたのでしょう。

 それならば、相場はどうなるでしょうか。豊作の数字を出してきておりますので、作付の遅れや生育の遅れなどに、相場は敏感に反応してくることでしょう。そうしますと、やはり、今のシカゴコーン市場におけるファンド売り玉が邪魔になります。そのファンドのショートカバーが入って、シカゴ市場が堅調に推移したところでなければ売りにくいと考えております。私は、いずれ下げの相場を予想しております。なぜならば、今サポート要因の円安が、一転円高になり、シカゴコーンも〇.〇ドルまで下落すると考えているからです。

 皆様もご存知かと思いますが、今のトウモロコシの種は品種改良されており、高温乾燥に非常に強いため、不作になるという事は考えられません。もし仮に、何らかの天候障害で、生産高が減少するとの思惑が出た場合は、絶好の売りになることでしょう。

 因みに、単収が168Buに低下したとしましても、期末在庫は19億Buを維持するため、需給はひっ迫しません。そのことを念頭に置いて、売り場を探すのが良いと考えます。

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