クロップツアー、悪い数字に反応しやすいシカゴコーン

キャプチャ (8)

前回(8月18日)の東京トウモロコシのコメントでは、21日からクロップツアーが始まるため、売り玉は今週月・火曜日に利食いするのが良いとお伝えしました。結果的に、22日(火曜日)に20750円の安値を付けてから、その後21000円台を回復してきました。21日のクロップツアーは、オハイオ州の単収は、164.62Bu(過去3年平均159.81Bu)、サウスダコタ州は147.97Bu(同156.141Bu)という結果でした。ここの地域は、あまり材料になりませんが、アイオワ州、ネブラスカ州、イリノイ州の数字が相場に影響してくることでしょう。

 ここは売りにくいところです。単収169.5Buをどこまで信用してよいのか、正直分かりません。作柄の良以上が、60%~62%であるのならば、単収がもう少し下方修正しても良いと考えております。数字が悪くて(単収低下)、相場が買われたところは売りで考えたいのですが、そうでない場合は様子見ていくのが良いでしょう。

いずれにしても、既にシカゴ市場におけるファンドは、豊作を見込んで売りポジションを膨らませております。そのポジションが解消された方が、今の時期は売りやすいと考えております。

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