東京トウモロコシは、底固めの時間帯。

 東京トウモロコシは、明日農務省需給報告があります。事前予想は、期末在庫が21億70万Bu(前回22.73億Bu)、生産高は140.35Bu(同141.53Bu)となっており、計算しますと単収は168.1Bu(同169.5Bu)の予想です。今回は、先月のクロップツアーを参考にした予想となっており、恐らく下方修正は間違いないと、私も考えております。シカゴコーンにおけますファンドは、売りポジションを増やし、ネットショート(売り越し)となっているため、数字次第では売りポジションの解消も考えられます。

キャプチャ (12)

一方、東京トウモロコシですが、前々回からは20800円どころは弱気するところではないとし、会員サイトでも〇〇〇〇〇円は買い方針とお伝えしております。上記のチャートは、東京トウモロコシ日足に5日移動平均線、25日移動平均線、200日移動平均線を重ね合わせたものになります。考え方としましては、5日移動平均線は短期線であり目先の動向を予想、25日移動平均線は中期線であるため大勢観を予想することができます。上記のチャートでは、25日移動平均線が8月以降下向きに下げているのが理解できます。この場合は大勢観が売りという事になります。しかし、8月末に20590円まで下げ、その後5日移動平均線とともに上昇、つまり目先は買いという事になりました。しかしながら、このまま上昇していかないのが相場です。というよりは、トウモロコシ相場ですといった方が、正解ですね。

 25日移動平均線が下向きのままならば、短期線が上向きでも売り叩かれます。売り叩かれ、何度か25日移動平均線を突破しようという動きが出始めると、25日移動平均線は横向きとなり、短期線、中期線が横ばい、若しくは上向きとなれば、下げこじれながら、戻りを入れる相場に転換することになるでしょう。まさに、今お話しした動きが、東京トウモロコシの動きという事になります。ただし、よほどのことがない限りは、天候相場の高値はトライできないため、ここは買い主体で逆張り狙いで、相場を組み立てるのが良いでしょう。

 

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