東京トウモロコシは、もうそろそろ売りも視野に。

 先月29日に米農務省から四半期在庫報告の発表がありました。アナリスト予想平均によりますと、米国産トウモロコシの9月1日時点の在庫は23億5300万Bu。前回は、既に事前予想が弱気の内容だけに、仮に事前予想よりも減少した場合は、シカゴコーンが反発し、東京トウモロコシも買われると予想しました。結果、9月1日時点の四半期在庫は、22億9497万Buと事前予想を下回ったため、シカゴコーンは3.58ドル(12月限)まで反発したものの、期初在庫(2017~18年度)が5503万Bu減少するだけであり、依然として供給過剰には変わりがないため、翌日同銘柄は上値が重くなったようです。因みに、東京市場では、21490円まで反発し、会員サイトでは買い玉の利食いが成立致しました。

さて、東京トウモロコシですが、狭いレンジをイメージしておく必要があります。なぜならば、トウモロコシの収穫率は17%とスタートしたばかりであり、ハーベストプレッシャーをはやし立てるには不十分。つまり、反発場面もあるという事になります。しかしながら、収穫率が50%を超えてくると、上がりにくくなることが予想されるため、売りにも分があると考えております。今は需給相場です。天候相場とは異なり、理想で相場を吊り上げることはできません。現実相場を意識する必要があります。つまり、物が余っているという事です。よって、もうしばらく買いでのトレードから売りでのトレードに移行していこうと思います。

 東京白金は、昨日お伝えしたように、本日は反発致しました。ただし、高値を買い上げる相場ではない事は言うまでもなく、一部の方にも言いましたが、常にマイナスサイドで買い拾うのが良いでしょう。ある程度、相場が反発した場合は、売りも考えていきます。今は、フットワーク良く対応するのが良いでしょう。

 東京金ですが、基本は売りのままです。少し踊り場を作る可能性がありますが、1270ドルを維持する理由は、徐々になくなることでしょう。東京金が売られやすいのは、やはりドル高が必要不可欠です。しかも、NY市場でファンドの買いポジションが未だ維持され、45日ルールで手仕舞い売りが出てきても不思議ではありません。私の予想では、今月〇〇日以降です。駆け引きを使いながら、売り売りで対処。

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