東京トウモロコシは、売り方針。上記のチャートは、上段から東京トウモロコシ。中段はシカゴコーン、下段はドル円相場になります。
今年を振り返りますと、5月の東京トウモロコシ高値はドル円の上昇、7月はドル円上昇・シカゴコーン高、最近の戻りはドル円上昇になります。これを見る限りでは、ドル円が上昇したところが高値になっていることが理解できます。
さて、それならばトウモロコシ自体の需給はどのように変化しているかになりますが、夏場にシカゴコーンは4ドルを上回りました。天候相場真っ只中であるため、理想(思惑)で相場が上昇し、今は需給相場であるため。現実(冷静)で動くため、3.5ドル前後で推移しております。9日には、大手取引員FCストーン社は単収を173.7Bu、生産高144.34億Buと予想し、有力穀物調査会社インフォーマ社は、単収173.4Bu、生産高を144.1億Buと、それぞれ前回予想よりも引き上げました。
この数字通りにいくかは別ですが、7月12日の需給相場では単収170.7Bu、生産高142.55億Buと、10月の需給報告の方が多く、しかも、各社の予想も上回っております。そう考えますと、今需給相場で冷静になっていることから、シカゴコーンで言いますと3.7ドル以上はないと考えます。3.7ドルで7月需給報告の数字であることから、それよりも更に救急増加という事から、シカゴコーンが3.5ドル~3.6ドルで推移していることは納得できます。
よって、ドル円が既に114円台を付けており、そろそろ東京トウモロコシは高値圏に突入していると考えているため、ここからは売り方針継続とします。
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