本日、米農務省から需給報告があります。
事前予想は、生産高143.23億Bu(前月見通し142.8億Bu)、期末在庫23.60億Bu(同23・40億Bu)、この数字でしたら単収は173.3Bu(1エーカー当たり)(同171.8Bu)という事になります。恐らく、需要(輸出等)が上方修正されるとの予想になっております。
さて、東京トウモロコシですが、恐らく本日の需給報告はあまり影響しないと思います。もし仮に影響するようならば、需要が予想以上に上方修正されるかになります。来年の1月までは供給面にさほど変化はなく、この時期は需要面が注目されるところ。需要が増加するようならば、上昇も考えられますが、ただ、冷静に考えた場合、現物が余っているところで高い値段を買う動きが出てくるでしょうか?まず、あり得ません。作柄も66%まで改善され、収穫も70~80%は終了していることから、当然米農家の売り物も出やすくなります。これが天候相場であるならば、シカゴ市場におけるファンドの大量売りポジションの解消といった期待もできますが、需給相場であるならば、その解消に対し現物の売りが出やすくなると予想します。
そうしますと、東京トウモロコシはシカゴ市場次第というところもありますが、私はドル円と原油次第というところに着目していきたいと思います。よって、ドル円は下落、原油は上値の重い展開が予想されるため、東京トウモロコシも売りで対処していきたいと思います。
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