東京トウモロコシは、もうしばらく辛抱。

 東京トウモロコシは、本日から5月限が新補発会しました。基本は売り方針と考えております。その理由としましては、①強材料が蔓延している②それに伴い、ファンドの買いポジションが、依然として居座っている③南米の収穫が進んでいる。などなどです。

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 まず、最初にテクニカルで解説したいと思います。上記のチャートは、東京トウモロコシ日足(つなぎ足)になります。中段は、DMI。下段は、RSIになります。まず、DMIを見てみましょう。こちらのテクニカル指標を簡単にお伝えしますと、-DIが弱気の勢力、+DIは強気の勢力になります。どちらが上回っているかになります。つまり、‐DIよりも+DIが上回っている場合は、買い継続。その逆であれば、売りという事になります。

そのDMIは、今だ買いの流れであることを示しております。売りになりそうでならないといったところでしょう。ただし、下段のRSIを見ますと、徐々に指数の逆行が明確になり始めてきております。本来ならば、値段が高くなりますと、RSIも高くなるのですが、ここ最近のチャートとRSIは、逆相関になってきております。つまり、上昇に勢いが弱回ってきたことを示しております。

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 次に、最大?かどうかは別としまして、強材料と認識されております天候です。上記は、米コーンベルト地区の天候になります。水色で表していますのが、降雪になります。アメリカメジャーリーグも5試合中止になったほど、広範囲に降雪が観測されております。明日まで続く予報になっております。そのため、16日シカゴ市場引け後に発表されます作付進捗率は、この影響から進んでいないと考えております。つまり、強材料継続となります。そのため、シカゴ市場におけますファンドは買いポジション維持することでしょう。

 ただし、何度もお伝えしていますように作付遅れは必ず解消されます。ましてや、シカゴコーン価格が、3.9ドルならば、米農家も作付意欲が増すことでしょう。しかも、シカゴ市場におけますファンドのポジションを見ますと、売り方はポジションを減らし、買い方は現状維持となっております。このことからも、弱材料に反応しやすい状況と理解しております。

引き続き、新補限月に売りを考えていくつもりです。

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