東京トウモロコシは、もうしばらく様子見とします。本日、シカゴコーンオプション取引の納会を迎えるため、3.8ドルのコールの買いポジションの動向が気になるところ。既に米中西部の気温は上昇し、天候改善が期待できます。徐々に、天候プレミアムも剥がれてくることでしょう。しかも、米国の中国に対する輸入関税措置が重しになり、シカゴコーンは上値の重い展開が予想されます。
一方、東京市場では、私が予想しておりました3月限と5月限の価格差がほとんどなく、恐らく穀物商社の乗り換えが入ったため、5月限が抑えられていると考えております。そうしますと、買われやすいのは5月限であり、売られやすいのは3月限と見ております。3・5月限の差が150円前後に拡大するようならば、5月限を売ってみるのが良いと考えております。
ただし、冒頭で述べましたように、しばらく様子見とした理由としましては、今だテクニカルが買いである事、次に円安の流れである事、最後に原油が約3年半ぶりに高値を付けていることから、売りにくくなっているのは事実です。
よって、テクニカルに変化が出て、3・5月限の鞘が正常に開いた場合、5月限を攻めていきたいと思います。その前に、オプションの納会を見ていきたいと思います。
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