<東京トウモロコシ>
5月22日に詳しくコメントしましたので、そちらも合わせてご覧ください。と言いますよりも、もう理屈ではないと考えます。シカゴコーンは、大豆(米中貿易摩擦懸念後退)、小麦(主要産地の降雨不足による春小麦作付遅れ・冬小麦作柄悪化による生産減)により、シカゴコーンは4ドルを維持しておりますが、東京市場は原油市場が牽引していると思います。上記のチャートは、上から東京トウモロコシ、東京原油、北海ブレンドの日足になります。写真相場になっているように思います。徐々に原油のファンダメンタルズが弱気(OPECがイラン産原油減少をカバーするとの方針、価格上昇により原油生産増加)に傾いてきていることで、上値の重い展開になりそうです。売るタイミングを探していきたいと思います。
<東京白金>
次に、NYパラジウムとNY白金のっ比価のチャートを掲載しました。当然、昨年12月の比価1.15倍以上という事は、NYパラジウムがNY白金よりも買われすぎていることを表します。そのチャートを見ますと、NYパラジウムがNY白金の先行指標になっているように思います。ここ最近の白金族系貴金属は、イタリアの政治不安により、国債利回りが上昇したため、ユーロ安が相場の重しになりました。しかし、ここにきてドル高が一服していることもあり、ユーロ安も落ち着きを見せると考えます。ユーロ安が一服しますと、NY白金におけるファンドの売りポジションの巻き戻しが入ると予想。引き続き、東京白金は買いポジション維持とします。
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