本日は、1日に行われたメキシコ大統領選で、午前中にポピュリストのロペスオブラドール氏が優勢と伝えられたことにより、NYダウ時間外取引が11時過ぎに売られ始め、日経平均・ドルも売られ、その影響から商品市場も全般的に売られることとなりました。
実際、今回の材料・状況が一過性になるかは、もう少し様子を見る必要がありますが、2日新補はよく荒れると言いますので、上下のブレはありそうです。ただし、前回もコメントしましたように、本日から新たな四半期の始りという事もあり、資金流出だけではなく、貿易摩擦が落ち着く可能性のある7月6日前後からは、資金が金融商品に流入すると可能性があります。少し、期待感は含まれておりますが。
さて、東京トウモロコシですが、先週末に米農務省から作付推定面積、四半期在庫の発表がありました。
結果、作付推定面積8912万8000エーカー(3月時点の意向面積8803万エーカー)、四半期在庫53億0594万Bu(事前予想52億6800万Bu)でした。今回は、それぞれ事前予想を上回る内容でした。それなのに、なぜ買われたのか?と言いますと、前回もコメントしましたが、米コーンベルト地域では、高温乾燥予報が出ており、今月から受粉期を迎えるトウモロコシにとっては、ダメージが起こりやすいといったことが、強材料として反応したように思います。しかし、産地の一週間の予報を見ましても、高温乾燥になるとは思えません。テクニカルは買いに転換していることから、もうしばらく押し目買いの流れでを予想しておりますが、7月4日の米独立記念日~12日の需給報告で高値を付けるようならば、トウモロコシのピークアウトになると予想しております。ただし、相場の反発力が鈍いようならば、需給相場までもみ合いになる可能性もあるため、その時は売りは控えていこうと思います。
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