東京トウモロコシは、上値を確認中。

 昨日(現地時間6日)、トランプ大統領が、次に日本との貿易戦争になる可能性を示唆との報道を受けたことにより、再びリスクオフとなり、円買いが進み、NY金・NY白金共に高値から失速しました。どうにも方向性が定まらない動きとなっております。ただし、一つ言えることは、NY金市場ではファンドが売りポジションを維持し、東京金市場では一般投資家が売りを増やしております。そのため、東京市場でも上値の重い展開となっております。しかしながら、仮に中国輸入製品に米国が関税を発動させたとしましても、一般投資家の売りポジションが、買いポジションの2分の1ぐらいまで増加しているため、売りポジションの買戻しが入りやすく、下落は一過性のものと予想します。

 本日は東京トウモロコシを見ていきたいと思います。正直、売り方針ですが、既に天候相場は終結し、今後は需給相場に売っていくことでしょう。そのため、大きな急落はイメージしにくいものの、徐々に供給過多の分が相場に圧し掛かり、上値ポイントを確認しながら下げると予想します。先日は、アルゼンチンが穀物の輸出関税引き上げを検討しているため、相場が反発しましたが、アルゼンチン・ペソが下落していることを考えますと、関税を引き上げても輸出しやすくなると考えております。つまり、こういった強い要因が出て、反発したところを売っていくのが良いでしょう。

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