東京トウモロコシは、やはり暴落してきました。東京市場では、今まで買い進んでいたファンドの動きが止まり、今後手じまい売りに出てくると予想。因みに、3月7日までは、まだ新規で買っていました。
もう一つの下げ要因は、シカゴコーンが割高であるということになります。上記のチャートは、シカゴ小麦日足、シカゴコーン日足、その比価になります。
シカゴ小麦は、ウクライナの豊作見通しやEUの順調な生育見通しなどで、大幅安となっております。同じ飼料用用途があるコーンは、今の価格ならば割高感が出始めると思います。私の見る限りでは、シカゴコーンの1.3~1.35倍がシカゴ小麦の価格になります。今では、その比価が1.2まで縮小してきております。そうしますと、当然、飼料用需要は、割安の小麦へ流れると考えております。
相場は、この比価だけで動くというわけではありませんが、仮にシカゴ小麦が4.3ドル台であるのならば、シカゴコーンは3.2~3.3ドルまで下落しても不思議ではありません。内外ともに当面の高値を出し切ったと考えているため、引き続き戻りは売り一本で考えていきたいと思います。
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