東京トウモロコシは、やはり急落してきました。会員サイトでも、再三売るか、売らないかのいずれかであり、買いは一切考えないと指摘してきました。その理由が、今回の下落にあります。
作付け遅れは、相場を上昇する材料にはなりません。しかも、天候相場は価格が安い時に反応するものです。需給が緩和状態である中で、価格が下がらないのは既に天候プレミアムを織り込んでるからであり、仮に天候に問題なければ自ずと価格が下がるのは当然のこと。
ただし、価格が下がると、天候異変により買われやすくなるのも当然のことであるため、天候相場の安値は売る必要性はありません。つまり、ここからの安値は一部でも利食いを意識するのが良いでしょう。
注意すべき点は、5月10日になります。2019年度の需給報告が、米農務省からあります。そこで、単収が発表されます。作付けスピード、米産地土壌水分を見ますと、単収が昨年を下回るようには思えないため、そこでの発表で売られた場面は売り玉全て利食いと考えております。なぜならば、その材料で弱気したところが、天候相場の底値になる可能性もあるため、そこでは買いも意識していきます。つまり、それまでは戻り売りで対処するのが良いでしょう。
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