東京トウモロコシ、一気に吹き上がったところは・・・。

 本日は、東京トウモロコシのコメントをいたします。5月13日のコメントでは、10日の米需給報告で弱材料が発表されたことで、下へ(相場価格)の伸びしろは小さいとしながらも、作付け時期での上昇は考えられないため、今月から来月半ばまでは上値の重い展開を予想しました。会員サイトでは、22000円台は新規買いとしましたが、23700円~23800円を利食い指示いたしました。結果、利食いは出来ましたが、予想以上の反発となっております。

キャプチャ

正直、チャートを見ますと、売りで考えるような過熱感は、まだありません。上記のチャートは、東京トウモロコシ日足に、移動平均線を重ね、MACD&乖離率を組み合わせたものになります。MACDも買い転換して日柄が浅いことや、乖離率の伸びしろもあるため、もう一段の反発も意識しておくべきでしょう。

 ただし、高値を買っていくつもりはありません。買いを考えるならば、押し目を待って今一度買うのが良いでしょう。相場が、作付け遅れから連想した材料が出始め、更に強気になった場面では、新規売りも考えていきます。12日時点で作付け進捗率が30%(前年59%)ですが、これは作付けが前年に比べ約300万エーカー増加した進捗率になります。しかも、米中貿易摩擦により、米農家はトウモロコシを作付けする意欲はあり、天候回復で一気に巻き返す可能性があります。

その天候ですが・・・。

キャプチャ1

 最新の米中西部の天気図になります。この天気図を見る限りでは、悲観することは出来ません。恐らく、内外ともにファンド筋のショートカバーがヒットしているため、強材料が後からついてきたようにも思います。ここは、日柄と上昇の角度を見ながら、売り買いのタイミングを計っていきたいと思います。

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