東京金は、23日のパウエルFRB議長の発言に注目。市場はハト派色を強めており、今後利下げを何回するか注目しているようです。そのため、先月の利下げをパウエルFRB議長が「サイクル半ばでの調整」のような発言をするようならば、NY金の買い方ファンドの手じまい売りが出やすくなります。ただし、中立金利とFF金利が0.3%逆転しており、0.25~0.5%の利下げは今後あると予想しています。そのため、9月17日・18日のFOMCまで売られ、その後再び買われることも意識しておく必要があります。ただし、強材料が一旦織り込まれた相場の次の動きは、レンジ相場、若しくは戻り売り相場になりやすいため、今後のNY金レンジ幅は、〇〇〇〇ドル~〇〇〇〇ドルになると予想しております。
東京白金は、南ア労使交渉が継続していることや、先月格付け会社の南ア格下げ織り込み済みなどから底堅く推移する一方で、未だ米中貿易問題が上値を抑える可能性があります。そのため、高値は見送り、押し目を買い拾うのが良いと思います。ご存知のように、米国金ETF保有残高が増加傾向であり、銀ETFも大幅増加しています。投資家はメタルに資金を流入しているように思われます。そのため、割安の商品である白金にも投資資金が流れることが予想されます。ここは、粘り強く買いを仕込んでいきたいと思います。
東京トウモロコシは、かなり売られたことから、相場の方向転換をします。5月以降作付け遅れ懸念からシカゴコーン相場は上昇、以前にもお伝えしましたが、米政府の支援金による政治がらみの相場であるため、さらなるシカゴコーン相場上昇を指摘。7月上旬までは売られにくいと考えておりました。そして、7月の米農務省需給報告で強材料を完全に織り込んだため、トウモロコシ相場は下落へと進みましたが。・・・しかし、作柄の良以上が56%、劣化以下が14%であることを評価するのならば、トウモロコシの単収170Bu以上は考えにくいことから、3.7ドルはかなり割安感があります。すぐに結果が出るかは分かりませんが、ここからはレンジ相場を意識し、買いで考えたいと思います。