東京トウモロコシは、3月限新補発会、高値か!?

東京トウモロコシは、以前コメントした時には、シカゴコーン3.8ドル台は高すぎると指摘しました。流れが変わるとしましたら、3月納会の15日・3月新補発会の16日がポイントとなり、3月新補発会で売ってみるのが良いとお伝えしました。結果、3月限(新補限月)は23440円で発会し、本日夜間取引の終値は23130円ですので、約300円下げたことになります。

 さて、ここからが本当の意味の“見極め”です。23日から2日間行われる農業フォーラムで1年間の需給見通しが出ます。その日を境とし、2017年度の作付面積の予想が出てきますので、市場は来年度さんのトウモロコシの需給に目を向けることでしょう。色々述べる前に、結論は売りです。なぜ売りかと言いますと、冒頭で述べましたように、まず一つにシカゴコーン3.8ドルは高すぎるという事。次に、作付け前にファンドがトウモロコシを買いすぎているという事になります。

 その2つには共通点があり、つまり、ファンドが買いすぎたため、3.8ドルを付けたという事になります。お客様にも指摘ありましたが、4ドルを超えていくことも考えられると言われました。絶対ないとは言い切れません。ただし、限りなく、あり得ないと私は思っております。ファンドが今週の火曜日までの1週間前から、一気に47000枚以上買いを膨らませております。昨年は、ネットロング(買い越し)で30万枚以上でしたが、それだけ買いすぎたため、手じまい売りが出て、4.3ドルから3ドル前半まで下げたのは記憶に新しいと思います。あれだけ買い越になったのも珍しいことです。ただ、NY金も過去最高の取組みだったことから、昨年は資金がコモディティに動いてきた表れと考えております。

 話は戻しますが、今は170000枚のネットロングとなっております。今の時期で高値を買う強材料は出にくいため、このままのポジションで天候相場入りするようならば、今年の天候相場はないと考えております。以前にもお伝えしましたが、天候相場がない年もあります。しかも、天候相場での下げの大相場もありました。必ず、天候相場は買われるという事はありません。ただし、天候相場で買われた場合」、その年の高値を出し切ることになるため、やはり売りで見ていくのが良いと考えます。来週から再び売り対処とします。

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