東京トウモロコシは、売り方針継続です。以前から今の時期にしては、シカゴコーンは高いと指摘し、シカゴ市場におけるファンドも20万枚近く買い越しになっていることから、いずれ天候相場前に売られると予想しました。その考え方に変わりはありません。
ここ最近のシカゴコーンは、エタノールに関して大統領法で、エタノール生産者への奨励金やエタノール混合率に関しての浮上し、それらをホワイトハウス側が否定しましたが、市場はそのことを注視しており、ファンドも買い煽っているようにも思えます。しかし、昨日米食肉大手タイソン・フーズが契約しているテネシー州の養鶏場で鳥インフルエンザのウイルスが検出されたことにより、需要が落ち込むとの見方から相場は失速しました。
先ほどお伝えしましたエタノールに対しての材料は、今の市場には全く影響しないと考えております。以前、トウモロコシがガソリンに混合するといった材料で上昇しましたが、その時は今よりも在庫がなく、しかも原油が上昇していた時でした。
その時と今の環境は異なります。むしろ、売り場提供と考える方が良いでしょう。私のお客様は既に東京トウモロコシを売っておりますが、相場が下に向き始めた場合は、売りで攻めていこうと思います。
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