天候相場は、このままならば不発。

 本日は、東京トウモロコシのコメントをいたします。以前から東京トウモロコシは売りで対処するのが良いとお伝えしました。しかも、天候相場を意識して買う必要はないと、付け加えてコメントしました。先週、19~23日に米産地で平年よりも雨量が多いとの発表があり、シカゴ市場で反発しましたが、その後売られる結果となりました。東京市場でも21000円を割り込むこととなりました。以前からお伝えしていますように、今の米国期末在庫は20億Buと過去最高になっております。それで3.7ドルは高すぎると判断しております。相場は、需給で上げたり下げたりします。それに天候相場が加わり、行き過ぎた上値を付けるのです。それが天候プレミアムと言います。ただし、供給が昨年以上あって、昨年の天候相場を除いた価格帯で維持しているのは、おかしいと考えるべきです。しかも、その価格で天候プレミアムが付くわけがありません。すなわち、天候相場はないという事になります。ですから、売りで考えるのが良いと判断しております。天候プレミアムは、価格が平常に戻り、尚且つ、今年の供給が不足気味といったところに生じるプレミアムです。

それが、作付時期におきるとも思えず、生育期も考えにくいため、今は売り継続と判断すべきでしょう。しかし、誤解してほしくないのですが、価格が平常、つまり、昨年の高値近辺(天候相場の上昇は除く)と安値の平均値段の価格帯まで下がるようならば、買いも考えて良いと思いますが、今はそこまで下げておりません。

もうしばらくは売りのままで対処。狙い目は、〇〇〇〇〇円までの戻り。

下記の米国天気図では、米国産地の降雨はほとんど観測しておりません。

キャプチャ

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